日刊スポーツは12月27日
三浦春馬さん主演の『天外者』が
ファンが選ぶ最高演技賞
ファンが選ぶ最高作品賞
において、投票1位となったと報じた。
田中光敏監督の受賞インタビューは
三浦春馬さんへの感謝とリスペクトに溢れていた。
冒頭の言葉は
「本当に嬉しい。主演三浦春馬と一緒に賞をいただけた」
この映画は、大きなスポンサーもなく
五代友厚を愛する有志の寄付や
クラウドファンディングで資金を集め
制作された。
クランクインが1年延びたのも
そういった事情があったのだろう。
だがその1年間、春馬さんは
所作を学び、殺陣を学び、日本の文化を学び
五代友厚の書籍を読んで勉強していたという。
再び、田中監督は
「三浦春馬という役者に賞をもらえたことは
とっても嬉しいことですし
たくさんの人たちに応援されて
こういう形で賞をいただけるというのは
僕も映画を作ってきて初めてで
もう驚きの連続というか、感謝しかない」と語った。
監督が吹替を変えたい大阪商工会議所のラストシーンを
プレビューで見た時に
春馬さんは「いや、僕頑張ったから・・・
こんな風に繋がっているんだ、いいですね」と
後ろを向いて涙を流し言ったという。
監督は
三浦春馬という役者を本当に大好きになった。
自分の関わった作品に対して、こうやって愛情を持って
向き合ってくれる役者と一緒にできたことを
とても僕は光栄に思いました。と。
さらに
いい作品に出会ったし、素晴らしい役者と出会った。
三浦春馬という男と出会って、こういう作品が作れたっていうことは
自分の物づくりの中で、すごく影響を受けた
そういう作品になりましたね。
春馬さんのファンに対してもこうコメント。
いろんなことを教わりました。
たくさん手紙をもらい、たくさんメールも貰った。
一緒に映画を作ったような、一緒に宣伝したような
一緒に映画を観たような、そんな感じにさせられた。
最後に
君の芝居は、君の想いはたくさんの人たちに届いた。
ありがとうっていう・・・ここだけですね。
本当に一緒にやってよかった。彼と。
と結んだ。
結局、春馬さんはこの映画の完成を見ていないという。
全身全霊で作り上げた作品を自分の代表作にしたいと
言っていたのに・・である。
そんな大切な作品の公開を待たず
自らこの世を去ることは無いと、ファンの誰もが思っている。
生きていたらこの受賞を
何と言うだろうか。
SNSはファンのお祝いメッセージに溢れている。
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